【ふかひれ豆知識】姿煮用のふかひれに種類がある?実は知らない胸ビレを使った姿煮とは?
こんにちは!
中華食材専門卸ヤマヤです。
今回は意外と知らない、ふかひれ姿煮についてのお話です。
【ふかひれの姿煮と聞くと想像するのは】
ふかひれ姿煮というとこんな形をイメージされるのではないでしょうか?
実はこんな形のふかひれ姿煮もあるのはご存知でしょうか?
【同じ姿煮でも形が違う?】
実は、同じふかひれでも使われているヒレの部位が異なっているため、形が異なるのです。
上の写真の姿煮は、サメの「尾びれ」の姿煮です。
下の写真の姿煮は、サメの「胸びれ」の姿煮です。
【フカヒレには3種類の部位がある】
実はフカヒレには大きく分けて3種類のヒレがあります。
尾びれと背びれは一般的に姿煮用として使われていて、胸びれはスープ用に使われることが多いです。スープ用に使われるふかひれは、散翅(サンチ―)と呼ばれ、胸びれの繊維をほぐすことで糸状にして使用されます。実は乾燥状態が良く、形がしっかりしている胸びれは、糸状のほぐさず、背びれや尾びれのように姿煮用として使われています。元々の胸びれは乾燥するとこのような状態になります。
この乾燥した胸びれのことを素むき(スムキ)と呼びます。何となく細長い胸びれの形がイメージできます。このスムキをお湯で戻すと下記のような形になります。
熱をかけると細長い面が縮み、横の膨らみ丸みを帯びるようなイメージです。この形のある胸びれのことを胸びれパイチ―と呼びます。
意外とこちらの胸ビレを使ったパイチ―を食べたことが無い方も多いのではないでしょうか。
【レシピ付きのフカヒレは是非ヤマヤで!】
中華食材専門卸ヤマヤはこの胸びれを使ったパイチ―についてもレシピ付きで販売しておりますので、是非ご興味がある方は是非一度お試しいただきたいです。