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お知らせ&コラム
2022.06.27

【ペルー出張編】非常事態宣言から緊急帰国!~中華食材屋ドタバタ体験記~ 5/5

こんにちは! 
中華食材専門卸ヤマヤです。弊社では、ふかひれをペルー共和国で現地調達しています。実はコロナウイルスが流行りだした当時、ふかひれの買付の為にペルーを訪れていました。出張予定は、2020年2月初旬から3月中旬まで。毎年買付にいくのが恒例となっていますので、この年も他の年と同様に「ふかひれ三昧」の出張となるはずでした。しかし、この年はいつもと全く異なる体験をすることとなりました。前回の記事では、緊急事態宣言発令されてからの現地旅行会社を通じてのやり取り、そして外務省が手配した帰国者の為のホテルを通知され、ホテルまでの移動の経緯、そしてホテルから空港にたどり着き、そしてペルー出国までの経緯を書きました(最初から記事を読みたい方はこちらから)。第5回(最終回)の本日の記事ではその後の流れを書いていきたいと思います。

3/29(日)

2050分頃 メキシコ到着(ペルーから日本帰国までの経由地)

通常の旅行の時と違う通路を使い移動。在メキシコ日本大使館の人が出迎えてくれた。領事自ら名前の確認などを行う姿が印象的であった。若い外務省職員と思われる女性が毅然として対応していたのも印象的だった。人のいない道を進んでいった先で、問診票を記入するよう指示があった。問診票は数が足りなかったらしく、結局記入せず検温のみで通りすぎる。一瞬検温担当の職員にノーと言われてビビる。どうやら検温中に動いたのが原因だったらしく熱はなかった為、問題なく通過できた。


メキシコシティ空港の長い通路を歩いて乗り継ぎ搭乗口へ向かう

 

2115分 出てきた荷物を受けとる。

2120分 アメリカ行きの団体客と別れる。さらにメキシコシティの空港で本日帰国の自分たち個人客のグループと一泊するツアー客とに別れる。そしてメキシコでの旅行者被害を防ぐため注意喚起を促す用紙が大使館職員により配られる。


空港で待っている時の写真

 

21時半 荷物検査を行う

2150分 第一ターミナルから第二ターミナルへターミナルバスで移動。距離もあり、空港の外に一回出る必要がある為、前回のトラウマを思い出した(※メキシコであった事件については別途記事にしようと思います)。日本人の他、数人の外国人が乗っていた。

22時 第一ターミナルへ到着

人はまばら。

2210分 メキシコ航空のカウンターでチェックイン。 ここからは通常のチェックイン作業を行った

2220分 手荷物検査とコロナ感染に関する調査用紙に記入する、その後その書類を見せて、再び検温して通過する

2230分 56番ゲートの前に到着

出発は真夜中の050分。空港はとても空いており、日本人と少々メキシコ人がいる程度。成田行きの便を飛ばしてくれている事に心から感謝する。

出発まで滑走路が閉鎖したり、荷物が多くて飛ぶことができなかったりしてバタバタしていた。通常のフメキシコシティから成田へのフライトは14時間程度だが、今回は出発まで3時間以上社内で待機を余儀なくされた。

 

940分 成田着 予定よりもかなり遅れて到着。税関書類は成田で記載することになった。日本人の数が多くて機内にストックの紙が無かったものと思われる。


無事成田空港についた時の写真。この時ほどほっとしたことはない

950分 機内から降りようとした際、同行者がエコノミー症候群となりまともに歩けなくなる。普段はペルーから日本までトランジットを含めて24時間程かかるが、今回の旅では待機時間も含めるとホテルを出発してから40時間もかかっており、心労も重なったので無理もないと思った。同行者よりも年配の成田空港の職員に車椅子で送ってもらう。

10時 普段が人で溢れている成田空港だが、この日はほとんど人がいなく、帰国後税関のカメラの前を1人ずつ通り熱を測って中に入った。若者の1人が熱があったらしく、医療服のスタッフに別室へ案内されて行った。私はそこを問題なく通過。同行者は車椅子の為、カメラの前を通らず、車椅子でゲート脇を通過。こんなにゆるくて大丈夫なのか?と思った。

1030分 税関を済ませ、荷物を受けとる。リムジンバスのチケットを購入

1050分 同行者と別れ、リムジンバスで最寄り駅へ向かう。リムジンバスは貸し切り状態。高速道路は車が少なく活気がない。首都高速に入ったあたりで車は混んできた。経済がまだ少しは動いているのだなと感じた。

1150分 最寄り駅に到着。タクシーを手配。

1230分 帰宅。

 

帰国後2週間自宅待機した。昼夜が逆転しているので、生活リズムを整えるのに時間を要したが、幸い体調に異常は出なかった。ペルーで緊急事態宣言が出た際はコロナ患者は日本よりも少なかったが、帰国後2週間程経過すると患者は爆発的に増えてしまい、コロナ感染のスピードの凄さを思い知らされた。外出制限を伴うロックダウンをしていたのにも関わらず患者が急増したと報道されていた。

 

~後書き~

20225月現在、ペルーではコロナの感染は収まりつつあるが、ウクライナとロシアの戦争に伴う物価上昇に市民が不満を抱き、さらに後継の大統領にも不正疑惑が取りざたされ、リマではデモが発生するなど治安が悪化しているようだ。一刻も早く日常が戻るように祈るばかりだ。

 

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